2013年6月10日月曜日

セーフティネット

昨日の夜、思い出したけど、あまりに生々しくてTwitterでは書かなかった件。

東京に上京して2度目に住んでたワンルームマンションの隣室が、いわゆる事故物件になったんですよ。そこには専門学校に通っていると思われる女性が独りで住んでいて、病死して1ヵ月くらいたってから見つかりました。

自分はそのころフリーランスとして駆け出しで、技術翻訳とかソフトウェアのマニュアルとかを書いていたころでした。徹夜明けで納品して、朝ご飯を買いにコンビニにいって帰ってきたら、マンション前に警察車両が並んでるのね。

んで、警察官だけじゃなくて、鑑識みたいな人もいた。マンションに入るのも少し止められそうになったけど、自分の部屋であることを警官に告げて、なかに入れてもらった。そのついでに「なにか事件ですか?」と訊いて、「病死だったようです」と教えてもらった。

マンションの階段をのぼって、自分の部屋のあるフロアに来ると、すごい異臭がするわけですよ。異臭というか、腐臭ですね。10年以上も前なのに、未だに思いだしゲロが込み上げるくらいの腐臭でした。遺体を搬送したときに廊下に体液が垂れたらしく、それがすごく臭っておりましたよ。

で、共用の廊下ににおいが染みついたみたいで、もうたまらなかった。当時は前述したように自宅で仕事をしていたので、あまりの臭さに仕事ができず、すぐに引越しましたわ。こうして、ぼくは足立区民をやめ、中央線沿線のダウナートラップにひっかかったのでした。

というわけじゃなくて、あのときは独り暮らしが怖くてたまらなくなった。死んでも誰にも見つけてもらえないかもとか思うと、怖くて怖くて。んで、深夜にニフティでチャットに入り浸ったのは、自分なりのセーフティネットだったと思う。

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