2013年5月27日月曜日

やればできる子

twitterで「イタリアの古い街の居心地がいいのは、それぞれの街に学校から病院まで必要な機能がすべて揃って独立しているから(大意)」ってのを見かけたのだけど、だってその街はちょっと前まで国家だったからですよね。

よその国をうらやむなら、その国の歴史も知っていてほしいな。あと、日本だって明治の廃藩置県の頃までは各藩が国家的な運営をしていたので、地方といえども国家観をもつ人が多かったといわれています。よその国をうらやむなら、自分の国にもそういう気風があったという歴史も知っておくと、あまりひがまなくてすみます。

ぼくたちは「やればできる子」なのですよw

2013年5月22日水曜日

中島みゆきのダイナミックレンジ

中島みゆきって、ダイナミックレンジ広いなあ。同じくらいダイナミックレンジが広いボーカルとしては、ラリー・グラハムくらいしか思い浮かばないのだけど、ラリー・グラハムが歌う「わかれうた」を想像してフイタw

2013年5月21日火曜日

いまはそんなに貧乏なのか問題

「若者には金が無い」ということが、世間一般的には決して「常識」ではないという現実 - yuhka-unoの日記

半分は同意なんだけど、半分は必要ないものにコストかけてて「お金がない」と言ってるひとも多いので、なんともいえないです :) 少なくとも昔よりもいろんなもののコストが下がっているので、「お金がない」と言ってるわりには、そんなに貧乏にも思えないのですよ。前にdankogaiが貧乏系を標榜する若手の集りにいったら、全員がiPhone持ってて、それで貧乏を自称するのかと笑ってたけど、そんな感じです。

あとこの手の若者貧乏ネタで、かならずバブルの話が出て来るけど、バブルが云々というのはやっぱりファンタジー過ぎる。バブル時代に政令指定都市で学生だったけど、地方はぜんぜん潤ってなかった。コンビニのバイトの時給なんて350円だったし、1週間の生活費は1000円くらいにおさえていた人も多かったんだよ。なんかバブルの恩恵にあずかった人たちが、あの当時は日本中の全世代にお金があったと喧伝してるようで、実態はぜんぜん違ったと思う。バブルは東京・大阪・名古屋が中心で、実質的にはその余波が来る地方があった(そして余波が来ない地方のほうが多かった)という感じだと思う。

前もそんな話をしていて、関東の人はそうじゃないと言うんだけど、ちょうどその時期に長崎→福岡→仙台と暮らした身としては、そんなに潤ってる人は多くなかったよ。

んで、補足しておくと、バブルの時期のお金ってのは基本的に「社用」であったこと。社会人が会社のお金で飲み食いしていて、それが景気浮揚的な効果を持っていたの。なので、会社が多い都市が潤いやすい傾向があって、それが個人にまで回ってくるのは、ほんの一握り。政令指定都市で、そういう感じなので、そうじゃない田舎だと、まあバブルってのは想像上の世界なのだったと思う。

ついでに当時の若者はけっこう海外に行ってたという言説も半分はまやかし。80〜90年代はたしかに円高だったけど、レートなんて今より安いんだよ。180円くらい。海外行く子って、時給300〜400円のバイトをいくつも掛け持ちして、生活コストを切り詰めて、お金を貯めていた。電話ない子も多かったし。経済学の用語でいうと、お金の使い方に関して「選択と集中」を行なっていたのだと思う。

てのを考えると、いまは欲望が多くて、その小さな欲望を満たすために振り回されている子も多いのだろうなと思ったりもした。

2013年5月14日火曜日

あまちゃん80

15分遅れでBSあまちゃん視聴だん。このところの朝ドラは視聴率がよいと、スピンオフを作る傾向が高いので、たぶんあまちゃんもスピンオフのスペシャルドラマが放送終了後に作られると思う。

あまちゃんに限っては、80年代の春子でも1本作れてしまう。そう仕掛けてくると思うのですが、どうでしょうかね :)

2013年5月13日月曜日

深読み

あまちゃんがヒットしてて、いろんなまとめとか論考を目にすることが多いのだけど、けっこう誤読してたり深読みしすぎたりしてるのもあって、キャズムを越えて普及するってのは誤解を受け入れることなんだなあと思うのですよ。

とくに深読みする視聴者ってのは危険で、記号とした置いた小道具にあえて意味を見出してしまうわけです。んで、制作側としては「テキトーに置いた小道具」なんだけど、深読みされるとおもしろいので否定しないことも多いです。というか、テキトーに置いただけなのに伏線につかえるかもしれないネタが増えたと儲けたと思うほうが多いみたい。

で、もとからはった伏線ではないので、最後まで放置することもあって、それが「伏線を回収しなかった」とか騒ぎになる例をいくつか見たような見なかったようなw

あとクドカンにかぎって言えば、自分が出演する舞台の袖に引っ込んだ合間にシナリオを書くことも多いので、基本的にその場で回収できるネタを積み重ねていくドラマ手法です。短いスケッチを積分してドラマにするんですね(伏線忘れちゃうからと言ってた)。その週で回収できない伏線は、伏線じゃないですね。

ともあれ、まじめに語ったり、深読みするのはおもしろいので否定しないのですが、こういうのって期待度が高いと自分の予想が外れたとき反発も高いので、それが出てくる時期をヲチャーとして生ぬるく見守っております。

2013年5月8日水曜日

評価=ウェイトを置くこと

Gnosy炎上の件。乗り遅れないように書いておくw

あれ、たぶんみんなガッカリしたからだと思うんだよね。最初のうちは、けっこう良記事が多かったんだ。で、ここ最近、前日とレコメンドが重複することが増えたんだよ。

で、たぶんGnosyを使う人って、情報を幅広く、なおかつ効率的に入手したいから使うわけで、そこによそのレコメンデーションサービスでさんざん人気になっているエントリーや、昨日読んだエントリーを勧められても、なんだかねーとなるんじゃなかろうか。

んで、はてブと重なるというのは、性質上わかる。でもさ、恣意的にNaverまとめを外すことができるなら、逆にはてブとの重複を避けるのもオプションで可能なんじゃない? あるいは情報のウェイトをコントロールすることもできると思う。

たぶん、キュレーションサービスって、情報をウェイトを見定めて、他のサービスと、どう違うかを差別化することが重要なポイントなんだと思う。

で、やまもといちろうさんが、しばらくはIT業界に特化してやってみてはと書いているのは、どっかに特化したほうがウェイトの付け方を学ぶのに最適だからという理由だと思うでした。

2013年5月6日月曜日

絞り出す

《実際には、文章を書くというのは100を1にする作業だ。—文章を「書ける人」と「書けない人」のちがい - デマこいてんじゃねえ! http://d.hatena.ne.jp/Rootport/20130505/1367763730 》

実際に、その稼業についているひとほど、実感することかもしれません。大量の情報を仕入れて、それを取捨選択して、絞り出す感じです。

で、その取捨選択の方法が文筆家の個性なのですよ。ダイナミックに捨てていくタイプもいれば、ちまちまと砂粒ひとつを拾うタイプもいるわけです。

ぼく自身はライターとしては後者のタイプだったわけです。これは理系学部でガンガンレポート書いたり、あとは論文とか海外の記事翻訳をやってて、その影響ですね。いまでもそれが得意です。

が、編集の仕事をするようになってから、読むときのスピード感を重視して、バッサリと切る感覚を覚えました。ものすごい雑駁な説明をすると、読者が読むものは「本文」ではなくて、「見出し」と「キャプション」だという感覚でしょうか。要は、見出しとキャプションで、プロットを見せてしまうという方法ですね。

設計図をしっかり作っておけば、伝わる人には伝わると割り切るようになりました。委曲を尽くして、どんなに説明しても、伝わらない人には伝わらな

いし、長くなるだけで徒労になるという感じです。PL法的なエクスキューズは入れますがw

あと、誤解されそうなんですが、短い文章ほど書きにくいです。400字と800字と1600字の記事を書けといわれたら、1600字がいちばん楽だと思います。400字は1600字の3倍くらいの時間がかかりますね。

2013年5月2日木曜日

塩浴パワー

鼠径部から始まった湿疹がやがて胴回りを這い上がり、腋下から両腕へと広がり、さらに背中へと到達しはじめているわけですが。胴回りのものは一部小康状態で、現在は胸と腋下がひどいことに。

どうやら湿疹と汗疹のマリアージュがおりなす痒みのファンタジーにより、パワーアップしてるようです。

原因不明なのがなんとも。

…という、湿疹+汗疹のマリアージュ云々を書いたところ、塩浴を教えてもらいました。んで、試してみているのですが、その効果なのか、それとも併用している薬の効果なのか、わかりませんが、徐々に治まってきております。

でね。塩浴で治まったかどうかは不明ながらも、かぶれていない部分の肌、つまり薬を塗ってない部分の肌が、塩浴でモチモチなのですよ。保湿力がすごく高まるのですな。驚きました。冬の乾燥肌に効果がありそうです。